地上型3Dレーザースキャナーによる 3次元計測
地上型3Dレーザースキャナーを使用し、構造物や地形、遺跡などの計測対象物の形状を3次元座標点群データとして取得します。 取得された点群データは、計測対象物の形状把握はもちろん、3次元モデルの作成や土量計算、縦横断計算等への加工が可能です。特徴
位置情報を瞬時に計測
- X,Y,Z,RGBと輝度を取得
長距離の計測が可能
- 近傍~1000mまでの広範囲を計測
- 人が近づけない災害箇所等で活用できる
測定精度が高い
- 複雑な地形や構造物も正確に計測
目に安全なレーザー光を使用
- 街中でも計測可能
高い気密性
- 雨天や土埃などの環境下でも計測可能
モデルの作成
- アニメーションや 3Dプリンターで縮小モデルが作成可能
計測の流れ
計測対象の観察
計測時の安全が確保できるか確認地上型3Dレーザー スキャナーのセッティング
このとき、座標変換用の標定点をスキャナー周辺に設置するスキャン開始
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スキャン結果の確認
スキャンの追加が必要な場合は、スキャン位置を変更して1~3.の作業を繰り返す位置合わせ
標定点を基準に各スキャンで取得した点群データの座標付けを行う点群の統合
複数のスキャンで取得した点群データを1つに合成する必要な処理を行う
ノイズ削除、構造化等データ出力
計測事例
地形測量
崩落災害
構造物(トンネル)
構造物(ダム)
文化財(発掘調査)
文化財(石垣)
リバースエンジニアリング(プラント)
リバースエンジニアリング(構造物)
所有機材
当社では、2種類のスキャナーを所有しており、要求される測定範囲や精度によって使い分ける事が可能です。- 所有機材1 ロングレンジスキャナー
- 機種名
- LMS-Z420i(RIEGL社)
- 測定方法
- タイムオブフライト方式
- 測定距離
- 2m~1000m
- 測定精度
- ±10mm(平均化精度5mm)
- 測定レート
- 毎秒8000点(最高12000点)
- ビーム径
- 100mで25mm
- スキャン範囲
- 水平360度・上下80度
- 所有機材2 高精度ショートレンジスキャナー
- 機種名
- Laser Scanner Focus3D(FARO社)
- 測定方法
- 位相差式
- 測定距離
- 0.6m~120m
- 測定精度
- ±0.95mm(反射率90%)
- 測定レート
- 毎秒976000点
- ビーム径
- 100mで15mm
- スキャン範囲
- 水平360度・上下305度